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戦地からの手紙


 何年か前、終戦記念日のNHKの特別番組で
 戦地からの手紙・・・というのがあったように思いますが、
 うちにもあります。
 母が、大きい兄ちゃんと呼んでいる、戦死した伯父さんから、母とその姉宛の
 戦地からの手紙、絵手紙です。
 
 絵と小説を書くのが大好きな人だったらしい、それも恋愛小説。
 びっしりと文字の書かれた原稿用紙が、タンスの中にたくさんあった
 ことを覚えている、と母。
 今残っていないのがとても残念、読んでみたかった、会ってみたかった、
 生きていたら・・・と思ってしまう。
 
 墓石に刻まれた命日は、昭和19年10月19日。
 病死との知らせでしたが、確かなお骨も無く、
 戦後ずっと、父親は探していたそうです。

 

 手紙の全文
 ・・・・・

 フユ子さん
 美智子さん 元気ですか
 兄さんもますます元気にて
 一っしょうけんめいお國の為に
 たたかってをります
 今日すいさいのえのぐをもらひましたので
 いく年ぶりかで図画をかきました
 とほい山のふもとの海岸の町、
 ゆうやけのそらとうみ
 せまいかいきょうをたくさんのおふねが
 通ってをりました
 ずっと前、兄さんがせんちに来るとき眺めた
 にっぽんのさいごのすがたをおもひだして
 かきました  二人ともげんきに
 仲よく勉強するやうに
 ツタちゃんを可愛がり
 お父さんお母さんを
 安心さしてあげてください

 中支軍(?)三七〇二部隊圡方隊 
 江尻泰夫



 ヘルメットに白い鳩の図柄が悲しい

 8月15日 終戦記念日に。

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